ケアミーティング

❖ ケアミーティングとは

ケアミーティングは、独自に開発した新しい事例検討方法です。

 

様々な支援の場において、支援者の研鑽方法として事例検討が有効であることに異論を唱える人は少ないでしょう。しかし、従来の事例検討の方法には、主に3つの課題があります。まず、事例提供者が事前の準備をする負担が大きいことです。つぎに、検討の場で事例提供者が批判されたと感じやすいことです。また、検討の場において経験の少ない参加者が発言しにくいなど業務上の関係性が検討の場に持ち込まれやすいことです。他にも、いわゆる困難事例などでは、解決の方法が示されないまま苦労を労って終わるという場合があります。

 

ケアミーティングは、これらの課題を解決した上に、事例の解決に向けた支援を見出すことができるプログラムです。

 

🌻参加者の感想

・あっという間に時間が過ぎていきました。原因を追究するのではなく、解決を志向していくということは初めてで難しかったのですが、学べてよかったと思います。 

・支援者がよかれと思っている支援が、必ずしも対象者にとってよいとは限らないことに気づきました。

・事例検討をまたやりたいという気持ちになりました。

・新しい感覚で、はじめは驚きました。回数を重ねるにしたがって魅力が増してきました。この魅力を伝えられるようになるといいと思っています。

・いろいろな人の意見が参考になりました。同じ事例を別のメンバーとケアミーティングで考えるとどうなるのかなと興味がわきました。

・問題は、考え方ひとつでプラス、いやプラス以上になると思いました。

 

🌻推薦の言葉から

ケアミーティングを推薦いただいたみなさまの言葉から一部を抜粋してご紹介します

多くの支援者は、問題を通じてクライエントと出会います。この支援者のネガティブな宿命から解脱して、希望を紡ぎ出して行く作法のような知恵をケアミーティングでは学べるように思います。

・もう何もやれることがないと無力を感じていた自分の中に、「やれることがあった」「明日対象者さんに会ったらこれしよう」と勇気が湧いてくるのです。それが私の知っているケアミーティングです。ケアミーティングは八方ふさがりの暗闇に光をともす方法を教えてくれます。

・ケアミーティングでは、困っているケースについて、手順に沿ってみんなで話し合っているうちに、次の一手がわかってきます。しかも、来談者の願いを大切にした一歩です。